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牡丹は持たなくても・・・。

今日はまるで春のように暖かい関東。
一つ下の記事に貼ってある写真とのギャップに、なんだかなぁ。
温度計見たら、16時半現在東京の気温は20℃ですよ。ああ、花粉が飛んでくる(爆死)

しかしながら、2月7日(日)は晴天なれど強烈な北風に、体感気温はかなり低かったのです。
そんな、強風に着物の裾を乱されつつ、都内大田区にあるライフコミュニティ西馬込の特別研修室にて「お弾き初め」という名の勉強会が行われました。







普段の年なら、本当に和やかなお弾き初めなんですが、今年は特別な年ですので、いろんな意味で勉強会でした。
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写真は「四季の柳」を演奏する師匠以下、同門の皆様。
この曲も6月に演奏されますが、この曲には参加しない(つーか、無理っ!・爆)ので写真撮ってました。

不肖狼さんはもちろん6月の国立劇場(小ホール)で演奏させていただく曲を、これまた一緒に演奏する同志Sさんと一緒に演奏しました。
箏で演奏する「御山獅子」も、三絃で演奏する「越後獅子」も、まだまだ弾き込みが足りてません。
唄は「越後獅子」の方は良いんですが、「御山獅子」が激しくダメダメでした(凹)
音程が安定しない=迷いがある、のでどうしても声がお腹から出せない→喉で歌うから、余計に安定しない→安定しなから、ますます声が出せない、の悪循環。
「越後」と差がありすぎだよ、と笑われてしまいました(苦笑)
唄を安定させない事には、暗譜にもかかれません。
幸い、手事(唄無し・間奏部分)は楽しく弾けるようになってきたので、そこから暗譜にかかろうっと!

「越後獅子」は曲も歌詞も大好きなので、いつでも楽しく演奏出来るのですが、暗譜となると別問題でして・・・(苦笑)
ホント、三絃の暗譜って苦手なんですよねぇ。
演奏難易度の高い部分はかなり集中して弾き込んでいるので、まずはそこから暗譜かな(笑)
「越後獅子」、今までは前唄の終わり頃が軽快で好きだったのですが(今も好きですが・笑)、今回暗譜を意識して歌詞もしっかり読み直して歌っていたら、最後の部分の歌詞に惚れ直しました。

♪~夢の占象(うらかた) 越後の獅子は 牡丹は持たねど富貴は
おのが姿に咲かせ舞ひ納む 姿に咲かせて舞ひ納む~♪

地唄や長唄の歌詞には掛詞が多いんですが、この歌詞は素直に受け取っても良いなぁ、と。
牡丹の花のように艶やかではなくても、富貴を感じさせる舞台姿、演奏を披露出来るようにならなくては、と。

演奏の後は皆でお食事。
今回のお弁当はこちら。
牡丹は持たなくても・・・。_f0009833_17513149.jpg
一品ごとは小さいく、でも品数が多いのと、丁寧な味付けに美味しくいただきました。
見た目以上にボリュームもありましたし。
11時から2時半まで、ずーっと演奏(と舞台裏のお手伝い)で動きっぱなしですので、甘い物数品を残してほぼ完食しました(爆)
1日掛かりのイベントで疲れましたが、やっぱり演奏会は面白い。

勉強会が終わって、今現在の自分の(人前での)演奏レベルが解ったので、練習目標もはっきりしてきました。
今月はちょっと一息、と言いつつ終曲である大合奏曲「日本民謡による組曲」の練習も始めないといけないし、7月の北海道の曲も譜読みだけでも始めなくては。
今月の連休には引出物を探しに行って、3月のひな祭ボランティアの曲決め&練習の予定。
仕事も結構忙しく、なのに社員旅行の幹事なんかもやっててちょっと自爆気味ですが(苦笑)
それでも、一生懸命取り組める事がある、ということ。
それを応援してくれる人達、陰で支えてくれている人達、一緒に頑張ってくれる人達がいる、ということ。
その、全てに感謝しつつ、楽しんで行こうと思ってます。
by Mc-Wolf | 2010-02-09 16:50 | 箏弾き日記

日々のつぶやきと、NZ出身半分マジャール人俳優「Marton Csokas=マートン・チョーカシュ」を探す旅を徒然なるまま狼日記。


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